筆者は西宮市に在住しており、絶賛子育て中です。
西宮の保育料って高くない・・・?
そう思っている人、きっと多いと思います!筆者も初めて保育料を知った時は驚きました!!
そこで、阪神地域(西宮、尼崎、宝塚、芦屋、神戸)と、大阪市、東京(渋谷区、墨田区、世田谷区)の認可保育園の保育料と比較してみました!
はじめに:保育料は市民税所得割額で決まる
すでにご存知の人も多いかもしれませんが、保育料は市民税所得割課税額で変わります。
なんだか聞きなれない言葉だなと思われた人も多いと思いますが、世帯年収(父母の合計)によって変わると考えていただいて良いと思います。
父母の市民税所得割額の合計した額ごとに保育料が変わる、という仕組みになっています。
市民税所得割額は源泉徴収票に書かれていますのでご自分がいくらになっているか確認してくださいね。
保育料を推定年収別で比較!!
今回は、おおよその世帯年収別における保育料を、
・阪神間(西宮、尼崎、神戸、芦屋、宝塚、大阪市)
・東京の渋谷区、世田谷区、墨田区
と比較してみました。
東京の代表区として渋谷、墨田、世田谷を選んだ理由は以下の通りです。
・渋谷区は23区で最も保育料の安い地域
・墨田区は保育料が高い地域
・世田谷区は人口が最も多い区
のため比較対象として入れました。
◆ 注意事項
- 所得割額から推定した世帯年収を書いていますが、あくまで推定です。
(所得割額からの年収の算出は、個人によって控除額が異なるため一概に求めることができません) - 阪神間は同じような所得割額区分になっていましたが、東京と大阪は区分の仕方が異なっていたのでおおよそです。
- 2022年9月時点のデータです
- ご自分の保育料は必ず源泉徴収票とお住まいの地域の保育利用料を照らし合わせて確認してください。
では、みていきましょう!
所得割額48,600円未満(推定年収:〜330万)
宝塚市がダントツです。
一方で、東京の渋谷区はなんと0円でした!すごいですね。
所得割額97,000円未満(推定年収:〜470万)
芦屋と宝塚が同じ(25500円)でした。
その他の地域も同じくらいですね。
ここでも渋谷区はまさかのゼロ…この地域差はすごいですね。
所得割額169,000円未満(推定年収:〜640万)
少しバラつきが出始め、芦屋市がトップに立ちました。
渋谷はもはや別の国なのか?
所得割額213,000円未満(推定年収:〜750万)
芦屋がトップです。
阪神間(西宮、尼崎、芦屋、宝塚)の高さが目立ってきましたね。
渋谷はやっぱり別の国としか思えませんね、、、
所得割額301,000円未満(推定年収:〜930万)
宝塚が躍り出てきました。
阪神間の中では、神戸が比較的保育料が低めに抑えられているように見えますね。
所得割額397,000円未満(推定年収:〜1130万)
宝塚市が突出してますね…
所得割額397,000円以上(推定年収:1130万以上)
尼崎がトップになりました。
阪神間ではだいたい所得割額397,000円以上が最も高い区分になっていました。つまり、阪神間では年収がおおよそ1130万以上になってくると保育料が最大になります。
大阪や東京はそれ以上の区分もありましたので保育料最大値として次項に記載します。
最大保育料(見方に注意!)
保育料の最大値で比較すると、尼崎が最大となりました。
ですが、先ほども記述しましたように尼崎は世帯年収1130万以上(所得割額397000円)で保育料9万円超えなのに対し、東京の世田谷区は所得割額131万円(推定年収2000万ほど?もっと上?)で保育料が最大になるので、重みが全く違います。
保育料の全国差がここまであるとは…知らなかった!!
保育料の高さをランキング化すると...
以上の結果から、各年収ごとの保育料グラフの順位からランキングにしてみました。
◆ 保育料ランキング
第1位: 宝塚市 (66pt)
第2位:芦屋市 (59pt)
第3位: 西宮市 (49pt)
第4位:尼崎市 (47pt)
第5位:大阪市 (37pt)
第6位:墨田区 (37pt)
第7位:神戸市 (30pt)
第8位:世田谷区 (24pt)
第9位:渋谷区 (9pt)
今回の調査対象9自治体の中で、最も保育料の高い自治体は宝塚市となりました。
一方、保育料が最も安いのは東京の渋谷ということになりました。渋谷はほんとに驚きの安さでしたね。自治体によってこれほどまでに差があるとは正直驚きました。
◆ ランキングの出し方
・各年収の保育料比較グラフで、保育料の高い順でスコア化(保育料1位が10点、10位が1点)
・スコアの合計得点順でランキング化(合計得点が高い=順位が高い回数が多い(=保育料が高い)
まとめ:阪神間の保育料は、東京や大阪と比較すると高め!
本記事では、阪神間と東京の代表区(渋谷、墨田、世田谷)の保育料を比較しました。
西宮市の保育料は高いと思っていたのですが、阪神間で比較してみると並であることが分かり予想外でした。
なんとなく高いと思っていた東京が実は保育料がすごく低めに抑えられていて、人口の差を見せつけられましたね…!!
また、保育料最大値で比較した時の差が衝撃的でした。
尼崎市で年収1130万の人の保育料よりも、世田谷区の年収2000万(あくまで推定ですが)の人の保育料の方が低めなんですよね。
ちなみに西宮市は待機児童は全国トップクラスです。もっと子育て環境の改善に力を入れてほしいものです。
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