本記事では、京都府の人口の多い8自治体の保育料を年収別で比較してみました。
京都府の保育料の相場はどのくらい?
私の住んでいる自治体は周辺と比べて高いのかな?
このような疑問を解決します。
調査対象の自治体
今回調査対象とした京都府の自治体は、人口ランキングトップ8の自治体です。
比較に用いたデータは、各自治体の公式ホームページに記載の保育料金を使用しています。
◆ 調査対象地域
京都市、宇治市、亀岡市、長岡京市、木津川市、舞鶴市、福知山市、城陽市
※ 各自治体のホームページにつながります。
留意事項
- 2023年5月時点のデータです
- 市民税所得割額から推定した世帯年収を書いていますが、あくまで推定です
(所得割額からの年収の算出は、個人によって控除額が異なるため一概に求めることができません) - 保育標準時間で、一人目の子の保育料で比較しています
- ご自分の保育料は必ず源泉徴収票とお住まいの地域の保育利用料を照らし合わせて確認してください
- 市民税所得割の階層区分は自治体によって変わります
- 城陽市は0歳児とそれ以外で金額が異なっていたので、金額の高い0歳児の金額を採用しています(ちなみに最大で2800円の差でした)
年収別!京都府の自治体の保育料比較
京都府の8自治体の保育料を、年収別で比較してみました!
各自治体の世帯年収330万円未満から1130万円における保育料を比較しています。
では、さっそく見てきましょう!
所得割額48600円未満(推定年収:〜330万)
推定世帯年収330万未満で保育料が最も高い自治体は、舞鶴市(16500円)となりました。
一方、安い自治体は京都市で7300円!。1万円を割っているのは京都市のみですね。舞鶴市と京都市の差は9200円です。
年間にすると約11万円の差になります。
所得割額97000円未満(推定年収:〜470万)
推定世帯年収470万未満で保育料が最も高い自治体は、舞鶴市と亀岡市で30000円でした。一方、安い自治体は木津川市で21900円。その差は8100円です。
年間にすると約9.7万円も差があります!
所得割額169000円未満(推定年収:〜640万)
推定世帯年収640万未満で保育料が最も高い自治体は舞鶴市、亀岡市、長岡京市が同額で44500円となりました。
一方、安い自治体は京都市で36500円。その差は8000円です。
年間にすると9.6万円の差になります。
所得割額217000円未満(推定年収:〜750万)
推定世帯年収750万未満で保育料が最も高い自治体は、亀岡市で55000円となりました。一方、安い自治体はまた福知山市で42700円。高崎市との差は約1.2万円です。
年間にすると約14.7万円の差になります。住んでいる自治体の差が年間10万円を超えてきましたね。
所得割額301000円未満(推定年収:〜930万)
推定世帯年収930万未満で保育料が最も高い自治体は長岡京市で55300円となりました。一方、安い自治体は木津川市と福知山市が同額で48800円。その差は約6500円です。
年間にすると約7.8万円の差になります。
所得割額397000円未満(推定年収:〜1130万)
推定世帯年収1130万未満で保育料が最も高い自治体は木津川市で64400円となりました。
一方、安い自治体は亀岡市で56500円。その差は7900円です。
年間にすると約9.5万円の差になります。
最大保育料の比較
最大保育料がもっとも高い自治体は京都市、安い自治体は舞鶴市となりました。
今回調べた京都府の自治体では、最大保育料が適用される市民税所得割額は39.7万円とすべて同じでした。つまり、世帯年収が約1130万円以上(市民税所得割額が39.7万円以上)の人にとっては、舞鶴市が最も保育料が安い地域ということになります。
京都府の保育料の高い自治体ランキング
これまで示した各年収ごとの保育料グラフの順位からランキング化してみました。
第1位: 亀岡市(41pt)
第1位: 長岡京市(41pt)
第2位:宇治市(34pt)
第2位:舞鶴市(34pt)
第3位:福知山(25pt)
第4位:城陽市(26pt)
第5位:京都市(24pt)
第6位:木津川市(23pt)
◆ ランキングの出し方
・各年収の保育料比較グラフで、保育料の高い順でスコア化(保育料1位が10点、10位が1点)
・スコアの合計得点順でランキング化(合計得点が高い=順位が高い回数が多い(=保育料が高い)
まとめ
本記事では京都府の人口の多い8自治体における保育料について比較してみました。
筆者はこれまで色々な自治体の保育料を見てきましたが、京都府は他県と比べると自治体間の保育料の差が少なめのように感じました。大阪府や兵庫県の保育料比較もしていますので、ぜひ確認してみてくださいね。